さて、令和7年度石川県公立高校入試の終わり2か月がたちます。
志学塾が所属している学習塾協議会石川でも、
各教科の専門家が集まり、
入試の問題の分析が行われました。
各教科の今年の特徴と昨年との違い、
またその入試対策をまとめたいと思います。
【国語】平均点54.7点
1、解答用紙が上下2段組になった。
これは大きな変更ではありませんが、
ちょっとびっくりしたのではないでしょうか。
2、平均点は去年が67.2→今年54.7
これは去年が簡単すぎで今年が正常。
3、小説が古い時代が舞台のものを取り扱って珍しい。
4、記述は部分点が付いている可能性が高い。
自己採点よりも点数が高い生徒が多かった。
【理科】平均点47.4点
1、大問構成が変わった。
大問1の小問集がボリュームアップ。
28点分あるので落とさず解こう。
2、大問2~5は簡単な問題から超難しい問題まで。
簡単~超難しいまでグラデーションが強いので、
自分が解ける問題をしっかりと解く。
【英語】51.6点
1、昨年度よりはやや易しくなった。
2、リスニングと大問2がしっかりできれば、
大きく崩れることはないだろう。
3、大問3,4の長文は昨年同様である。
【社会】平均点46.3点
1、例年通り記述が半分50点。
2、定番の記述問題もひとひねりしている。
定番の答えになるような記述問題も、
問題がひとひねりされていて、
それを聞かれている問題だと気が付きにくい。
3、語句は意外と簡単なものが多いので落とさないこと。
4、上位の高校を目指す生徒でもなかなかとりにくい入試だった。
【数学】平均点46.9点
1、文章量が多く、見た目は難しそうだが、ちゃんと読むと簡単だという問題。
文章を読み取る力が問われる。
逆に数字だけしか見ないような子だと、
点数が凄く取りにくい。
2、平均点は昨年度の51.1より下がったがこれくらいの難易度が標準になるだろう。
こんな感じです。
参考までに。