明日の日曜日は自習室は朝9時から開いています。
がんばりたい人は是非どうぞ。
さて、うちの小学生の授業は、
思考力の育成に力を入れている。
最近の子供たちは自分で考える力が
非常に低下しているように思える。
そして志学塾が考える思考力とは、
頭の中で場面が想像でき
その場面を動かして考える力です。
大人で言うシミュレーション能力みたいなものです。
子供たちが文章を読んで考えるとき、
本当に数字しか見てない子もいます。
3本の木にカブトムシが4匹ずつ止まっていて、
そこから、2匹がいなくなりました。
残りは何匹でしょう。
みたいな問題を出したときに、
3と4と2しか見てないんですね。
しかもカブトムシの数を聞いているのだから、
4匹と2匹いなくなったしか見てなくて、
答が2匹と出してきたり、
木が3本あるんだよっていうと、
今度は、2+3で5匹とやってきたり。
場面を想像するということを全然やってないのです。
そこで、うちのわくわく思考力コースの授業では
まず問題文の場面を絵や図で書くところから始めます。
このように問題に書いてあることを絵や図にするんですね。
子供によってはこれすらもできない子もいます。
3本の木にカブトムシが4匹ずつ・・・を絵にしてみてというと、
「3本の」まで字で書いて「木」だけが木の絵文字みたいに変わっていて
あとは「カブトムシ」がカブトムシの絵文字みたいになっていて
「が4匹ずつ・・・」は字で書いてある。
つまり、
「3本の【木の絵文字】に【カブトムシの絵文字】が4匹ずつ・・・」
と、文章の意味は関係なく、
ただ書いてあることの中で絵にできるものを
絵にしただけという状態になる子も…。
これを徐々に、こうやって考えるんだよってことを伝えながら、
一問一問丁寧に、絵や図を書いて問題を解いていくことで、
場面を想像する力が身に着けばと思っております。
これをやっておくと、
中学校の様々な場面で
応用が利くことは賢い人なら気が付くはず。
一緒に賢い子を目指して頑張りましょう。