2026年度 石川県公立高校入試分析
さて、2026年度の石川県公立高校入試の平均点が発表されました。
今年の入試を一言で表すなら、
「暗記だけでは戦えない入試」
だったと言えるでしょう。
平均点や問題内容を見ても、
単純暗記だけでは対応できず、
「読み取る力」「整理する力」「考える力」が
これまで以上に求められた入試だったことが分かります。
平均点は前年比マイナス8点
今年の5教科平均点は239点。
昨年度の247点から、8点低下しました。
各教科の平均点を比較すると、以下のようになります。
| 国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 | 5教科合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度 | 53.8 | 38.2 | 48.3 | 45.3 | 53.4 | 239 |
| 2025年度 | 54.7 | 46.3 | 46.9 | 47.4 | 51.6 | 247 |
特に大きかったのが社会です。
昨年46.3点だった平均点が、
今年は38.2点まで低下。
かなり苦戦した受験生が多かったことが分かります。
一方で、数学と英語は平均点が上昇。
国語はほぼ横ばいでした。
つまり、
教科によって差が大きかった入試
だったと言えそうです。
高得点が出にくい入試
得点分布を見ると、
300点台前半の層が比較的多い一方で、
450点以上は0%。
つまり、
極端な高得点がかなり出にくい入試
だったことが分かります。
簡単な問題を大量に解くタイプではなく、
しっかり考えながら解かなければならない問題が多かったです。
社会・理科で特に求められた力
今年特に特徴的だったのが、社会と理科です。
社会では、地図・統計・グラフ・写真資料などを使った問題が多く出題されました。
また、資料を見て判断したり、理由を書かせたりする問題も多く、
単純な暗記だけでは得点できない構成になっていました。
理科でも、実験・観察・グラフ・図などを読み取りながら考える問題が多く出題されています。
つまり、
「覚えているか」ではなく、
「読み取って考えられるか」
が重要になっているわけです。
英語・数学はどうだったか
英語は平均点が上昇しました。
ただし、簡単になったというよりは、
会話文・長文読解・英作文など、近年の流れが継続しています。
単語や文法だけではなく、
英文を読んで内容を理解する力
が引き続き重要です。
数学についても、関数・図形・作図・証明などが出題され、
難しい問題も各大問の最後に見られた。
ただ計算するだけでなく、
「何をどうやって求めるのか?」
を問題をしっかりと読み情報を整理し考える力が求められた。
全国的な流れと同じ方向へ
今年の石川県入試を見ていると、
全国的な入試傾向に近いです。。
多くの教科で、資料・表・グラフ・会話文・実験結果などを使った問題が増えています。
つまり今後は、
「知識を覚えるだけ」では足りない。
そこから、
必要な情報を読み取る。
整理する。
説明する。
という力が必要になります。
これから受験生に必要なこと
今回の入試分析から見えてくるのは、
用語暗記や単純計算、丸暗記だけでは、
これからの入試には対応しきれないということです。
必要なのは、
資料を読む練習。
グラフを読み取る練習。
条件整理。
記述練習。
「なぜそうなるのか」を説明する練習。
こういった学習です。
そしてこれは、一朝一夕では身につきません。
だからこそ、早い段階から
「考える勉強」
「読み取る勉強」
を積み重ねていくことが大切です。
志学塾でも重視していること
志学塾でも、
ただ解き方を教えるだけではなく、
「なぜそうなるのか」
「どう考えるのか」
を重視して授業を行っています。
今年の入試を見ても、
やはりこれから必要なのは、
“考える力”
なのだと改めて感じました。
来年度以降も、この流れは続いていくでしょう。
だからこそ、早いうちから
しっかりと準備を進めていきましょう。
