他人の気持ちを知る

先日、塾で取り扱った国語の問題の問題文に、

「私」は、夫と二人の子供の4人家族で、

ある日熱を出した「私」が

昼間からリビングで寝ていると、

子供二人が、晩御飯はどうするつもりなの?と聞いてくる。

そして、夫も、熱が42度あると少し大げさに伝えると、

それは大変だ、ご飯はどうしよう、と夕ご飯の心配をするという話があった。

もしかしたら、

このような経験をしたことがある子もいるのではないだろうか。

その時は自分のことだけしか考えられなくて、

お母さんがどのような気持ちだったかを

推し量ることができなかったのだろう。

しかし、こうやって、お母さん視点の文章を読むと、

いかに子供や夫の行動が、お母さんを傷つけているかがわかる。

僕は「本を読む」というのは

他人の人生を疑似体験することだと思っている。

この「本」というのは、何も小説だけではない。

漫画でも絵本でもいいと思う。

そういったものを読むことによって、

人はその主人公の人生を疑似体験する。

以前、東北の震災の際に、

コンビニやスーパーにちゃんと列をなす日本人を見て、

「日本人は小さなころから、愛や友情や正義を描いた

 数々の漫画を見て育っているから、

 こういう時に、常識のある・正義のある行動がとれる」

と評価しているニュースサイトを見た。

人ひとりの人生経験なんて大したことはない。

しかし、たくさんの小説や漫画に触れることで

人はたくさんの人の人生を疑似体験でき、

たくさんの人の気持ちを知ることができる。

つまり、他人の気持ちをよく理解できる人になれるということだ。

少年少女たちよ

たくさんの本を読め。

そして、ひとの気持ちを理解できる大人になろう。

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