「問題文」を理解すること

うちの小学校低学年の授業であつかった問題で

大きなカバと、小さなカバが池で水を飲んでいます。

大きなカバさんは、小さなカバさんの半分の時間で同じ量の水を飲みます。

いま、小さなカバさんがコップ4はい分の水を飲んだとすると、

大きなカバさんはコップ何はい分の水を飲んだことになるでしょうか。

こんな感じの問題がある。

この問題を小学生にやらせると、何人かの生徒は

答えに「4はい」と書いてくる。

ここに、今の子たちの勉強ができない一つの原因があるように感じる。

その1番の原因が、「問題文」の内容を理解しようとしていないということだ。

大人の視点で見ると、

「え?問題を解くのだから、問題文を読まないわけないじゃん」

となるわけだし、

子供たちの視点で見ても、

「え? 問題文はちゃんと読んだし・・・」

となる。

しかし、子供たちの「読んだ」というのは、

字の通り、「読んだ」だけなことが多い。

上記の問題で言うと、

大きなカバと、小さなカバが池で水 @@@@@@@。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 同じ量の水 @@@@。

@@@@@@@ 小さなカバさんが4はい分 @@@@@@

大きなカバさんは何はい分の水を飲んだことになるでしょうか。

特に勉強が苦手な子の視点では

問題がこうなっている感じがする。

問題に必要そうな数字や量、最後に何を聞いているのか。

これだけを見ているから、問題が上記のようになる。

だから、こういう子の中では、

2匹のカバが水を飲んでいて、水の量を質問されている。

片方のカバは水が4杯

同じ量の水って書いてある。

じゃあ、同じなんだから、答えは4杯だ。

これが、勉強が苦手な子の「問題を読む」ってことなんだと思う。

だから、こういう子に、

「今回の問題って何を聞いてる(質問している)問題?」って聞くと、

「何杯水を飲んだでしょうって問題」みたいに、まず問題文の最後を音読するだけ。

さらに、「どんな時に?」とか「誰が?」とか、付け足して質問すると、

「小さなカバさんがコップ4はい分の水を飲んだとすると、

大きなカバさんはコップ何はい分の水を飲んだことになるでしょう?」

みたいに、読む問題文の長さが長くなるだけで、

自分の言葉では説明ができない。

こんな状況になっていると、非常に危険な状況であると思う。

良く、算数の文章題が苦手なんですという保護者の方がいらっしゃるが、

ぜひ、お子さんが文章問題がわからないと言っているときには、

そのできない問題を目の前に置きながら、

「それってどんな問題?」「何を質問している問題?」

と、聞いてみるといいと思う。

お子さんから、問題文の音読のような答えが返ってきたら、

問題文の理解ができていないので、要注意。

(話はそれますが、「このもんだいなわからなーい」って言って

持ってきたときに、「どこが(何が)わからない?」って聞くと、

「答えの出し方!」って答える子もかなり危険な感じがします)

こういう問題文を理解できていない・・・・というか、

理解しようとしないという事が1つ大きな問題だと思う。

もちろん、うちの小学生の「思考力コース」では、

こういった事が無いように、問題理解をしっかりと指導しているということも

宣伝しておこうと思う。

ちなみに、もう一つ、実はこの問題の「4杯」と言う答えを書く子には

問題があると思っていて、

それは、「大きなカバ」と「小さなカバ」が

おなじ4杯の水だということに疑問を持たないってこと。

大きなカバなんだから、

小さなカバと同じ量だと、

なんとなく不自然じゃないかなぁという感覚を持つってことは

大事な気がする。

算数だから、そんなことは関係ないじゃなくて、

例えば、りんごの値段が、25800円ならおかしいと思うし、

A君の身長が345cmなのもおかしい。

車の速さが、時速1200kmだとおかしい。

もちろん、それを逆手にとったひっかけ問題みたいなものもあるのかもしれないが、

何でもかんでも、出てきた数字を、

疑問も持たずに、答えに書いてしまうというのは、

思考力がやや弱いのではないかと思う。

問題文をちゃんと理解すること。

これとても大事。

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