僕は5教科の授業をやっていて、
何でも知っているように見られることが多いが、
わからないこともたくさんある。
その中でも理科は得意な科目なのだが、
それでもまだ、知らないことがあるんだなぁと思った。
今日、中3で取り組んでいる入試の練習問題の理科の中で、
石灰石を水に溶かすという問題があった。
「ん? 石灰水って水に溶ける?」
まずは、そんな風に疑問に思った。
あれ、石灰水ってのがあるけど、
石灰水を砕いて水に溶かしたら 石灰水になるのだろうか。
最近は、インターネット一発ですぐに調べられるので便利。
どうやら、石灰石は炭酸カルシウムで 石灰水は水酸化カルシウムらしい。
よって、石灰石と石灰水は別のもの。 砕いていれても、水には溶けない。
ちなみに、さらに調べると 石灰石(炭酸カルシウム)は
900℃くらいで加熱すると酸化カルシウムとなり、
それを水を加えると、水酸化カルシウムとなる。
それを水に溶かすと、石灰水になる。
なるほど。
そして、石灰水に二酸化炭素を加えると白く濁るのは
理科業界では一般常識なわけですが、
石灰水(水酸化ナトリウム)に二酸化炭素を加えると
炭酸カルシウム、つまり、石灰石と同じ成分となり、
白く濁るそうです。
なるほどなるほど。
教科書や問題集ではさらっと流される理科のことも 調べてみると、
意外と面白いことはたくさんあるんだね。